勉強のやる気が出ない子供たちへ｜やる気スイッチはどうすれば入る？ | 広島市佐伯区の小さな塾（高松塾）

「やる気スイッチって言葉よく聞くけど、うちの子、やる気スイッチどこにあるの…？」
そんな風に悩んだことはありませんか？

実は「やる気スイッチ」には、ちょっとしたコツがあります。脳科学や教育現場の視点を交えながら、今日からできるサポート方法を分かりやすくご紹介します。

脳の仕組みから見ると、「やる気」はドーパミンという物質と深く関係しています。
ドーパミンは「嬉しい！」「できた！」という成功体験によって分泌され、自然ともっと頑張りたくなる仕組みです。

つまり、「やる気スイッチ」は脳の働きと密接に関わっているのです。

塾や学校でよく聞く「やる気スイッチ」とは、特別な魔法ではありません。
「できた！」「褒められた！」「わかった！」という小さな成功や、周りからの認められた経験が、スイッチ代わりになるのです。

＼ママと子どもの会話例／
👩「あの漢字、全部書けたね！」
👦「ほんとだ、やった！」
この積み重ねが、知らず知らずのうちに「やる気スイッチ」につながります。

やる気は出すものではなく、出るもの

「やりなさい！」「なんでやらないの！」と叱っても、子どものやる気は湧きません。
むしろ、プレッシャーやストレスでやる気はどんどん遠ざかってしまいます。

お母さん自身も「やりたくない時に無理に頑張れと言われたら…」と想像すると、気持ちが分かりますよね。

やる気はよく言われるような「気合い」や「根性」で出すものではないのです。

やる気が出るときは、以下のような条件が整っていることが多いんです。

✅ 小さな成功体験がある
✅ できる気がする（自信が持てる）
✅ 応援してくれる人がいる
✅ 疲れやストレスが少ない

こうした環境を整えてあげることが、やる気につながります。

いきなり「テストで100点取ろう！」ではなく、「漢字を3つだけ覚えよう」「計算プリントを1枚やろう」など、達成できそうなゴールを一緒に決めましょう。

できたことを目に見える形にするのも効果的です。
カレンダーにシールを貼ったり、目標表を使うのがおすすめです。

＼簡単な目標表の例／

今日の目標	できたらチェック
英単語5個覚える	☑
計算ドリル1ページ	☑

「何のために勉強するの？」と子どもはよく思うものです。
将来の夢や好きなことと結びつけてあげると、学びが「自分ごと」になります。

＼会話例／
👩「ゲーム作る人も英語とか算数、使ってるんだって」
👦「え、そうなの？」

こんな会話が、意外とやる気のきっかけに。

「またできてない」「やる気ないの？」と言いたくなる気持ち、分かります。でも、まずは小さな努力を認めてあげましょう。

「今日は少しでも机に向かったね」
「昨日よりも集中できたね」

その積み重ねが、やる気を育てます。

お子さんのやる気は、親の関わり方で大きく変わります。

✅ 怒るより、話を聞く
✅ 否定せず、小さな努力を認める
✅ 一緒に目標を立てる
✅ 勉強以外の好きなことも応援する

完璧じゃなくて大丈夫。少しずつ、できるところから始めてみましょう。

やる気スイッチは無理に「入れさせる」ものではありません。
子どもの気持ちに寄り添い、「やる気が自然と出る環境」を整えることが何よりの近道です。

焦らず、親子で一歩ずつ進んでいきましょう。

💡補足｜やる気が出ない子の特徴チェックリスト

以下に当てはまる場合、やる気が出にくい状態かもしれません。

✅ 勉強が難しすぎて挫折している
✅ 何のために勉強するのか分からない
✅ 生活リズムが乱れている
✅ 自信をなくしている
✅ 誰にも認められていないと感じている

当てはまる項目があれば、無理に頑張らせるよりも、まず環境や声かけを見直しましょう。